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Q2. 花粉症になる人、ならない人の違いはどこにあるのでしょうか?
A2. 一般にアレルギー体質の人は花粉症になりやすいといわれています。
 過去にアレルギー疾患(喘息など)に罹患したことのある人、また家族にアレルギー疾患の人がいる人は花粉症になりやすいといえます。

●アレルギー体質とは?

 一般にアレルギー体質の人は免疫のバランスに偏りがあり、体内への異物(アレルゲン=抗原)の侵入に対して過剰な反応を示す傾向が見られます。このような体質には遺伝的素因が強く関与しています。とはいえ、現代人は全般的にアレルギー体質になりつつあります。その原因として、ストレスや大気汚染による体質の変化、生活・衛生面の向上により幼少時の寄生虫・細菌感染が減少し、外界の異物(アレルゲン)に対する過敏性が強まっていることが挙げられています。

●花粉症の発症メカニズム

 花粉症は通常のアレルギー疾患と同じく、体内に侵入した異物に対する過敏な生体防御反応によって起こります。その反応の中心にあるのはIgEと呼ばれる蛋白質で、IgEを介して抗原抗体反応が起こり、その結果、花粉症が発症します。
 スギ花粉症を例に挙げて説明します。スギ花粉が鼻腔に侵入し、鼻粘膜に付着して鼻汁を吸収(図2)すると、膨張して破裂し、中からスギ花粉の蛋白質成分(異物、すなわちアレルゲン=抗原)が出てきます。これが鼻粘膜を通って生体内に侵入すると、図3に示すように異物を認識する細胞(マクロファージ)が感知します(図3の1)。その情報はT細胞に伝えられ、T細胞は抗原に対する抗体をつくるようB細胞に指示を出します(図3の2)。そこで、B細胞は形質細胞に分化して抗原にマッチした
特異的IgE抗体を産生し、この特異的IgE抗体は鼻粘膜や皮膚表面にあるアレルギーの原因となる細胞(肥満細胞)上に結合します(図3の3)。そして、侵入した抗原と特異的IgE抗体が抗原抗体反応を起こし、肥満細胞からヒスタミンなどの物質が放出されます(図3の4)。このヒスタミンなどが血管などの受容体に結合し、花粉症の症状が出現します(図3の5)。

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