Home > トピックス > インフルエンザ > 2
Q2. どのような検査をするのでしょうか?
A2. 鼻水やのどの粘液を採るだけで、30分以内で結果がわかります。
“抗原抗体反応”を利用してインフルエンザウイルスに特有の蛋白質(抗原)を検出します。

●「迅速抗原検出キット」による測定方法

 患者さんの鼻やのどの粘液を綿棒でぬぐって検査します。綿棒をいやがるお子さんも多いので、鼻水(鼻かみ液)で検査ができるキットもあります。
 測定方法は図のとおり、検体をキットに滴下し、発色の有無を目視で判定します。
 インフルエンザの検査法には、ウイルス検出検査と血清抗体検査がありますが、現在、病院やクリニックで使われているのがウイルス検出検査のひとつである「迅速抗原検出キット」です。インフルエンザの治療薬が効果的である48時間以内に使い始めなければならないことから、どこの医療機関でも簡単に扱えて、迅速に結果のわかる検査が行われるようになりました。


*この検査キットは、『体外診断用医薬品』という医薬品で、医療機関で使用されるものです。
 一般には販売されておりませんので、医療機関で検査を受けてください。
*感染しても症状が出る前のウイルス量が少ない時期や、また検査する粘液などの採取が不十分な場合など、
 検体として採取できるウイルス抗原の量が少ない場合は感染しても陽性にならないことがあります。
主な特徴は、
高度な技術が要らないので、一般の診療機関で手軽に検査ができる
検査時間が30分以内
保存も室温でOK(冷蔵・冷凍など特別な設備が不要)
健康保険が適用できる
目視で(目で見て)判定できる
A型ウイルスかB型ウイルスかが特定できる など。

図:インフルエンザ検査
図:インフルエンザ検査

●「迅速抗原検出キット」の測定原理

 測定の原理は、抗原抗体反応を利用した免疫法によるものです。判定部には、インフルエンザA型とB型それぞれのウイルス核タンパクに対するマウスモノクローナル抗体がライン状に塗布されています。この抗体は、インフルエンザ以外の抗原とは反応しないことが確認されています。検体に含まれるインフルエンザの抗原が、判定部の抗体と結合すると、試薬の発色成分によって、青色や赤紫色に見えるしくみです。
 反応の場(メンブレン)に検体が毛細管現象によってしみていく方式による免疫法の検査を「イムノクロマトグラフィー法」といい、わが国で医薬品として承認されているインフルエンザの製品はほぼこのタイプです。
 発色させる方法は製品で異なり、酵素免疫測定法(抗体を酵素で標識し、基質と反応させて発色させるもの)、金コロイド法(抗体に着色粒子として金コロイドを結合させたもの)などが用いられています。


図:迅速検査の仕組み−1(酵素免疫測定法)
図:迅速検査の仕組み−1(酵素免疫測定法)

図:迅速検査の仕組み−2(金コロイド法)
図:迅速検査の仕組み−2(金コロイド法)
トップへ
もどる 1 2 3 4 つぎへ